講座ニュース43

   釜ヶ崎講座ニュース     NO. 43
                               2013年11月6日
                                        釜ヶ崎講座
                             大阪港郵便局私書箱40号
                                        大阪市西成区萩の茶屋1-9-7
                                           釜ヶ崎日雇労働組合気付
                                         事務局 090-2063-7704
                               Mail  Kamakouza@cwo2.bai.ne.jp
                                                             http://cwoweb2.bai.ne.jp/kamakouza
                                                             http//blogs.yahoo.co.jp/kamagasakikouza
秋も深まってまいりました。会員、読者のみなさまにはご健勝のことと、お察しいたします。 日頃は釜ヶ崎講座に変わらぬご支援、ご協力を賜り、御礼もうしあげます。
 さて、この紙面にて、次回の釜講座の企画、これまでの取り組み等を簡単にご紹介させてもらいます。

 1.「第20回釜ヶ崎講座講演のつどい」
            開催いたします!!
  ~韓国ホームレス福祉法制定と                        
          包括的支援システムの整備から学ぶ~ のテーマで
 
◆みなさん! 実は、上記のテーマの前段に‘‘ホームレス自立支援法5年延長―
 わたしたちは何をすべきか!―‘‘という題目が宣伝チラシには入っているのですが、このことを念頭に置きながら、今回は講師をひきうけてくださった全泓奎(ジョンホンギュ)さんのお話を伺うことにします。貧困を主たる理由とする「ホームレス問題」が絶えることのない日本、同じ事情を抱える隣国である韓国ー 実際に韓国に渡られ、日韓ホームレス問題の調査、研究に取り組まれている全さんに韓国「ホームレス福祉法」制定の中から、わたしたちが、できることを今回はみなさんと一緒に考えてまいりたいと思っています。御来場をお待ちしております。  
   日時  2013年11月30日(土)   午後6時半開演
   講師  全泓奎(ジョンホンギュ)さん
                   大阪市立大学都市研究プラザ准教授・
                           日本居住福祉学会事務局長
   会場  エル・おおさか701号
                (大阪市中央区北浜3-4、(06-6942-0001)
         京阪・地下鉄谷町線天満橋駅」より西へ300m, 京阪・地下鉄堺筋線「北浜駅」より
                                          東へ500m
   資料代   500円 
    最後にひとこと付け加えさせていただければ、釜ヶ崎講座も2001年の立ち上げ以来、今回で20回目の「講演のつどい」をもつことができました。会員、読者のみなさんの日頃よりの下支えあってと感謝しております。「ホームレス自立支援法」発効10年を超え、新たに5年延長の今、気持と発想に斬新さをもって今回をひとつの節目とすべく、努力をかさねる所存です。「第20回講演のつどい」への御参加、重ねてよろしくお願いいたします。

2. 8・13~15に「第42回釜ヶ崎夏祭り」
       共働と連帯で開催、勝ち取られる‼
    ☆釜ヶ崎講座はこの期間中、「恒例・釜ツアー」と
            「特掃見学ツアー」をやりました。☆
 ◆みなさん、第42回釜ヶ崎夏祭りは、今夏も多くの仲間・賛同者の団結した力を集めて成功しました。仲間達は酷暑のなか、やぐらを組み、会場づくりに力をあわせて、お互いに楽しみながら、そして真剣に祭りを創りました。おりしも7月参議院選にて安倍自民党が圧勝、今日まで原発推進改憲の動きが強められています。戦争はどこかの国のことではなく、日米安保ガイドラインのもと、戦争への道が切り開かれようとしています。今第42回釜ヶ崎夏祭りの中で多くの人が、このように訴えています。ホームレスと規定される人々の実数は減少した、と言われる中、生きずらい、否、生きていけない多くの非正規、下請け労働者や数々の困窮、障がいをかかえる人々の増大、そして何よりも年収200万にも満たず生活できない層が多数を形成するこの国、そうした不正・理不尽さにはやくから、声をあげ、運動を形作ってきた釜ヶ崎の労働者たち。今年もそうした労働者の先輩、仲間にとって、人を思い、故郷をなつかしむ、すばらしい夏祭りでした。
◆  そんな中、釜ヶ崎講座は14日に例年の行事となってきた「特掃見学ツアー」、そして15日は「恒例夏祭り釜ヶ崎めぐりツアー」を挙行させてもらいました。
 14日「特掃見学ツアー」には総勢8名にて参加、当日は茨木市の茨木西高校グランド周辺の除草作業の見学、補助作業に加わらせてもらいました。現地で労働者作業班の責任者の方の諸注意を聞いた後、NPO釜ヶ崎支援機構スタッフさんが用意して下さった作業具を使い、正午まで作業のお手伝いをしました。このツアーには、ある配信会社の記者さんも参加され、熱心に労働者から「特掃」労働の取材をしておられました。当日、ご参加くださったみなさん、有難うございました。
◆  15日は午後1時から、おなじみの水野阿修羅さんの案内による釜めぐりツアーをおこない、遠路、石川から参加してくださった金沢大学の学生さんをはじめ、7月の講座の「こどもの里問題学習会」から連続して参加してくださった方など、熱心な皆さんの力で成功裏に開催することができました。当日は25名規模でおもに釜ヶ崎の労働現場をみて歩くツアーとなりました。案内人の水野阿修羅さんは
「あいりん労働センター」では2万人規模といわれた日雇現場の往時を語るなかで今、労働者の高齢化という状況の中、安心できる働き口の確保と居場所の問題をしつかりと解決していくことの重要性を、無くならない野宿の問題にあわせて力説されました。最後は特掃事務所にもどり、感想を出し合いました。「医療センター移転」「高齢者・障がい者の暮らし向き」など、どれも生活に密着したするどい質問がでました。新たな支援策をうけて今すでに若年者の仕事支援など始まるなか、具体的な働き方の要求を確立し社会的な仕組みとしていく方策が必要等、釜当該からの発言もうけながら集約していきました。
 当日、ご参加くださった皆さん、大変有難うございました。
 
3・反基地・反原発・反改憲のたたかいに
       釜ヶ崎講座も参加‼
◆ 釜ヶ崎講座はさる「9・29あいば野オスプレイくるな・日米共同軍事演習反対集会」に続き、「10・20反戦・反貧困・反差別行動in京都集会」、「10・27止めよう戦争への道・めざそうアジアの平和! 2013のつどい」の各集会へ釜ヶ崎日雇労組、反失業連絡会と共に参加し、反失業の運動の構築をともに訴えました。釜日労・反失連はこの秋,5波にわたり、東京のさよなら原発集会をはじめ、勝利号バスにて連続の闘いに決起して、強く、安倍政権の進める、戦争推進、労働者弾圧の諸政策反対の運動を全国の仲間とともに、担いました。みなさん、ともにじっくりと考え、政治課題の解決のためにも、これら地域の運動に関心を持っていきませんか、講座と共に集会に参加してみませんか。
               
 
  ○事務局よりのお知らせ
   
    いつも釜ヶ崎講座にたいする変わらぬご支援に、あらためて感謝もうしあげます。さて、年末には少し早いのですが今回、振り込み用紙を同封させて頂きました。講座は皆さまの年間会費並びにカンパにて運営しております。何卒、ご協力のほど宜しくお願いもうしあげます。
 
                                           以上