講座ニュース54-2018-7-8
釜ヶ崎講座ニュース NO.54
2018年7月8日
事務局 090-2063-7704
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釜ヶ崎講座会員、読者の皆様、釜ヶ崎講座です。梅雨期のさなか、さる6月18日には大阪北部・高槻方面を震源地とした震度6の地震がありました。皆様の日常生活への少なからぬ打撃や支障もおありのことであったとお察しいたします。被害にあわれた人には寄り添い、たがいに出来うる中で助け合って生活の復帰に力をだしえたらと思います。
さて今回の講座ニュースNO54では間地かにせまった第47回釜ヶ崎夏祭における釜ヶ崎講座の行事予告と若干の取り組みの報告をお伝えし、皆様の夏祭りへのご参加・ご支援を呼びかけるものです。よろしくお願いいたします。
- 第47回釜ヶ崎夏祭りのさなか、8月13日(月)に「特掃体験見学」、8月15日(水)に「釜歩きツアー」の企画を行います。
- 「特掃体験・見学」行動日時 8月13日(月)7時45分~12時半ごろまで集合時間・場所 朝7時30分・釜ヶ崎日雇労働組合事務所
- 恒例 夏祭り・釜歩きツアー(ガイド 水野阿修羅さん)日時 8月15日(水)午後1時~4時頃まで集合時間場所午後12時45分 釜ヶ崎日雇労働組合前当日は13時ちょうどに出発いたします。当日参加の方の名簿記入をさせてもらっております。12時45分よりお早目にご集合頂ければと思います。ご協力お願い申し上げます。終了後、30分の予定で感想会を持ちます。
2. 第13回釜ヶ崎講座学習会開催されました。
釜ヶ崎支援機構とタイアップ企画で
東京よりワーカーズコープの仲間来釜し、仕事づくり集中講座の
1回目。釜ヶ崎での仕事おこしに向けて参加者で熱く話す。
皆さん、去る6月2日(土)、西成市民館3階講堂にて上記の学習会が開催され約50名の方々が参加、釜ヶ崎での仕事づくり、仕事おこしに熱い議論を展開しました。
当日の講師は、すでに今春よりこの課題にむけた業務交流を釜ヶ崎支援機構と実施しているワーカーズコープセンター事業団所属の同理事長、田中羊子氏、ワーカーズネットリングス運営・所属の木下史郎所長お二人に発言してもらい、ワーカーズコープの様々な経験と実績を披歴していただきました。「NO排除・NO支援・NO援助」を合言葉としながら、個の自立を原点として働いているとインパクトある言葉が続きました。生活の中でのハンディ・リスクをはねかえして、「雇われ人」ではなく1人、1人が労働の主力としてビルメンテナンスやクリーニングの領域で地域のニーズにこたえきる報告と写真による姿が当日紹介されました。とりわけ2011年東北大震災以降、現地にて,衣・食・住を中心としたあらゆる住民のニーズとコミュニティを形にしていった田中・木下両氏の発言は印象的でした。「このようなワーカーズコープさんの実践を吸収しつつ仲間の力で釜ヶ崎での新たな仕事おこしをはかっていきたい」と支援機構松本事務局長の力強い締めで次回の学習会に継続してことが確認されました。当日参加された皆さん、ご苦労様でした。(この項おわり)
おわりに
会員、読者の皆様、2018年8月12日の前夜祭より15日の慰霊祭、三角公園での盆踊りまで第47回釜ヶ崎夏祭りがもうすぐ開催されます。派遣法や国・行政・ゼネコンからの締め付けで釜ヶ崎労働者の「あぶれ地獄」が日常化しています。特別清掃事業の予算削減はそれに一層の追い打ちをかけています。センター立て替え工事に伴い、当面の仕事と居場所の課題が重要な問題となっています。協働と団結の力で今第47回夏祭りの圧倒的成功を勝ち取り働いて安心して暮らせる釜ヶ崎の実現のため微力ながら釜ヶ崎講座も前を向いて進んでいく決意です。今第47回釜ヶ崎夏祭りへの皆様のご参加・ご支援をお願いいたします。
(釜講座事務局)