講座ニュース47 2015.11

 釜ヶ崎講座ニュース NO.47
20151111
釜ヶ崎講座
                 大阪港郵便局私書箱40号        
           大阪市西成区萩之茶屋1-9-7釜ヶ崎日雇労働組合気付
              事務局 090-2063-7704
           Mail kamakouza@cwo2.bai.ne.jp
                      http://cwoweb2.bai.ne.jp/kamakouza
                      http://blogs.yahoo.co.jp/kamagasakikouza
                         郵便振替 00940-1-132778                          
 会員、読者のみなさん、日頃は釜ヶ崎講座にたいする御支援、ご支持にこの文面を借りしまして、厚く御礼申しあげます。有難うございます。
 
 晩秋の時季を迎え、釜ヶ崎ではあと少しで第46回目の越冬の闘いの準備が始まろうとしております。皆の団結と総意で失業と野宿から1人でも多くの仲間が抜け出せるよう、皆さまのお1人、お1人が今越冬闘争に関心を寄せられ、参加されることをお願いいたします。釜ヶ崎講座は本年末から明年にかけて46回釜ヶ崎越冬闘争に連帯し、以下の取り組みを行います。
 
 
  1. 「12・30釜ヶ崎講座越冬闘争連帯行動デー」
    20151230日pm6時30分に  釜ヶ崎日雇労働組合事務所集合。
     ◎三角公園で越冬闘争の催しに参加。8時過ぎより越冬闘争行動に合流、参加します。
     ② 「2016年新春釜ヶ崎歩きツアー」
   ◎恒例となりました越冬闘争の中、釜歩きツアーをやります。もちろん、
     ガイドは水野阿修羅さんを予定しております。
    20161月3日 pm1時に釜ヶ崎日雇労働組合事務所まえに集合。
 
1 「第22回釜ヶ崎講座講演の集い」開催します
  「取り残されるホームレス問題の解き口を探して」
   ~2015年特掃登録者・シェルター利用者アンケートから考える~
     のテーマでNPO釜ヶ崎支援機構の松本さんのお話です。
  今回は2017年に期限切れを迎えようとする、「ホームレス自立支援法」と本年4月に施行の「困窮者自立支援法」をめぐって様々な課題がたちはだかっており、この間、釜ヶ崎において釜ヶ崎支援機構が行ってきた特掃・シェルター利用者アンケートの中から「ホームレス問題」の真の解決に向けた方策は何かを参加者の皆さんとともに考えていける講演の集いにしたいと考えています。
 釜ヶ崎でその先頭に立って実践しておられる松本裕文さんに今回、大いに語ってもらい、釜ヶ崎の野宿を強いられる人々が何の解決を希求しているのかを考えていきます。
 
  日時会場 125() エルおおさか701号室 pm630分開演
   題目  「取り残されるホームレス問題の解き口を探して」
      ~2015年特掃登録者・シェルター利用者アンケートから考える
   講師  松本裕文さんNPO釜ヶ崎支援機構事務局長)
   アクセス 京阪・地下鉄谷町線天満橋駅」より西へ300M.,「北浜
     駅」より東へ500M
  資料代  500
           皆さんのご参加、お待ちしております
 
 
2 第44釜ヶ崎夏祭りの報告
 
 今年で44回目を迎えた釜ヶ崎夏祭りでしたが、仲間の団結と総意で年々、充実したやりがいに満ちた取り組みとなり、参加者も815日には最高潮となりました。今夏祭りは安倍政権の安保法制=戦争法案の強行成立の動きに全国民の大半がNOを突きつけるという政局のさ中での開催で、沖縄・辺野古から連帯のため駆け付けてくれた仲間のアピールを中心とした戦争法反対の発言が目立ちました。釜ヶ崎講座は今夏も実行委員会に入り、恒例となった「特掃体験ツアー」と「釜歩きツアー」を催行しました。「特掃見学」にはスタッフ共5名で参加、初めて釜地区内の清掃労働を体験、高齢でもきびきびとして働く労働者の姿を勉強させてもらいました。翌日の15日には約25名の参加にて釜歩きツアーをやり、水野阿修羅さんのガイドにて、今回は旧阿倍野商店街再開発が遺したもの、といったタイトルをはらみながらのツアーでした。西成区山王地区から高台に昇るとかつて「再開発」された跡地に建つ住宅街あたりに来ます。
 水野さんは旧の街から高層アパートに変わり、高齢者はやがて行き場を失って、ここらあたりは孤独死が相次いだ、と説明し行政と資本が仕組んだ「開発」の中身の一面をのべました。神戸や東北の震災、そして「復興」のさなかで多くの人が孤独死をとげたのは周知の事実です。夏祭りの中のスローガン「安心して働き暮らせる釜ヶ崎」の意味をかみしめた今回の各ツアーでした。参加された皆さん、そしてお世話になりましたNPO釜ヶ崎支援機構の皆さん、水野阿修羅さん、有難うございました。
 
 
3  講座事務局から
  
   日頃は釜ヶ崎講座にご支援をいただきまして誠に有難うございます。
  さて講座の諸活動は皆さまのカンパにて成り立たせて頂いております。
  今回も振り込み用紙、同封させてもらっております。皆さまのご支援・
  ご支持を何卒宜しくお願いいたします。
 
 
編集後記
  今年は6・21東京、9・19滋賀あいばの、10・4泉州反空港、
 10・18反貧困京都と「勝利号バス」に乗せてもらって講座の旗持参
 で釜の労働者と行動一緒させてもらいました。東京往復、長時間のバ
 スの旅、「しんどい」といった声は皆無でした。積年のなか、闘いで、
 備わった根性を否応なく感じさせてもらいました。(K
 
 
                          以上。