第44回釜ヶ崎夏祭り招請状

44釜ヶ崎夏まつりへの支援、そして参加のお願い
 
 梅雨も明け夏本番を迎え、今年も釜ヶ崎夏まつりの季節がやってきました。
 1972年、第一回目の夏まつりが開催されて以降、釜ヶ崎労働者の団結した力と皆さんの暖かい支持の力に支えられて毎年開催され、今年で44回目を迎えます。6月下旬には日頃釜ヶ崎で活動している団体、個人によって実行委員会が結成され、毎週会議が積み重ねられ準備が進んでいます。
 第44釜ヶ崎夏まつりの成功に向けて皆さんの支援、そして参加を呼びかけたいと思います。
  仲間の皆さん!
 釜ヶ崎の夏まつりは故郷を奪われた釜ヶ崎労働者が「第二の故郷、釜ヶ崎」で夏まつりを楽しみ、又、闘いの途上、路上で、病院で、ドヤで亡くなった仲間に想いを寄せ更なる闘いに向けて団結を打ち固める場としてあります。そして生き生きとした町づくりに向けた地域にひらかれたまつりでもあります。更には多くのミュージシャンの出演などによって、闘いと結びついた釜ヶ崎の文化を創り出してきました。今年も、普段飯場ぐらしをしている仲間、東日本大震災の復興事業で働いている仲間、福島で除染や廃炉作業に就いている仲間が盆休みで釜ヶ崎に帰ってきます。アブレ地獄の深まりの中、仕事にアブレ、野宿を余儀なくされ、シェルターを利用せざるを得ない仲間、炊き出しに並ばざるを得ない仲間、生活保護の仲間、そしてなんとか仕事にありついているが、ケタオチな条件でコキ使われている仲間、こうした仲間たちが三角公園に集まり、夏まつりを大いに楽しみ、そして「安心して働き生活できる釜ヶ崎」に向けて団結を打ち固めていきたいと思います。
  仲間の皆さん!
 敗戦から70年、センター開設から45年、社会は、そして釜ヶ崎はいま重要な岐路を迎えています。アベノミクスによる「景気回復」、建設業に於ける「人手不足」が声高にさけばれていますが、釜ヶ崎のアブレ地獄は深まるばかりです。多くの仲間が失業-野宿を余儀なくされています。又、生活保護の仲間も保護費を削られ、締め付けが強められています。そうした中で「センター建て替え」「新シェルター建設」が重大な局面を迎えています。
 更に安倍政権の暴走の問題です。
 安倍政権は、憲法違反であり国民の80%が「十分説明されていない」と国会前で、そして全国で「廃案」を求める声が日々大きくなる中、戦争法案の衆院での強行採決を行ないました。
 
又、川内原発の再稼働をこの夏にも行おうとしています。
更には沖縄の民意を無視し、辺野古新基地建設を強行しています。
 「未来志向」の名の下に過去の侵略への謝罪もない「70年談話」の発表も目論まれています。
 こうした安倍政権の、原発推進改憲-戦争への道は下層労働者、失業・野宿者、生活保護者を始めとする社会的弱者を「役に立たない者」「社会のお荷物」と扱う社会づくりでしかなく、私たちの求める「人にやさしい社会」とは相いれないものだと思います。私たちはこのような安倍政権の政治と対決し、「原発も戦争(基地)も、差別も失業もない社会」を目指して沖縄の仲間をはじめ、全国の闘う仲間との団結-具体的闘いをつくり出していきたいと考えています。
 第44釜ヶ崎夏まつりの成功に向けて支援、そして参加を訴えます。
 
資金協力をお願いします。
 夏まつりは、これまでも多くの方々のカンパによって運営して参りました。実行委員会でも自前の財源確保の努力はしておりますが、財政事情は厳しいのが現状です。今年も釜ヶ崎の運動、取り組みに関心を寄せる多くの皆さんに資金協力をお願い出来ればと思います。まつり期間中は本部席にもカンパ箱を用意してありますのでよろしくお願い致します。
 
 
44釜ヶ崎夏まつり実行委員会  実行委員長 山田 實
06-6632-4273
 
 
【振込先】
  1. みずほ銀行 難波支店 ()1387094 釜ヶ崎実行委員会代表 山田 實
  2. ゆうちょ銀行 記号141番号 33722521

【他の金融機関からの振込】
  1. ゆうちょ銀行 店番418()3372252

  2. 郵便振替口座 00960-4-108331   ※②③④は名義 釜ヶ崎実行委員会
 
【物資カンパ届け先】
NPO 釜ヶ崎支援機構 〒557-0004 大阪市西成区萩之茶屋1-5-4 Tel06(6630)6060
釜ヶ崎日雇労働組合    〒557-0004   大阪市西成区萩之茶屋1-9-7
Tel06(6632)4273